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みちのくの玄関口「白河関跡」とその森の中に鎮座する白河神社を訪ねる

史跡「白河関跡」とは?

「白河関跡」は京都から陸奥の国へ通じる東山道の要衝に作られた歴史上名高い関で、みちのく東北の玄関口、福島県白河市の風光明媚な県道76号線沿いにあります。昭和41年9月に国指定の史跡になっています。

江戸時代前期には松尾芭蕉が奥の細道の旅でここを訪れ「心許なき日数かさなるままに、白河の関にかかりて旅心定まりぬ」と記していますので、芭蕉ファンには見逃せない場所でしょう。

ちなみに、この場所には関があったことを証明する「古関蹟碑」があるだけで、実際の白河関をイメージさせるものは何もありませんが、300メートルほど離れところにある「白河関の森公園」に行くと、江戸時代の関所を再現した建物があるので、何か物足りない人はそれを見学すると良いと思います。見学料は無料です。

<子供にもおすすめ>

また、白河関跡の近くにはレストラン、物産品の販売、子供向けの屋外遊具が充実した公園、大きな駐車場がある道の駅のような観光施設「白河関の森公園」もあるので、大人だけでなく子供たちも楽しめると思います。

白河関跡そばの白河関の森公園

白河神社とは?

白河神社白河関跡の森の中に鎮座する神社で、社殿は仙台藩主の伊達政宗が寄進したと伝えられています。

2022年の夏には、仙台育英学園高校が東北6県で初の高校野球甲子園大会の優勝を果たし、優勝旗が初めて白河の関を超えたとして大きな話題となり、白河神社の「仙台育英高校優勝記念」と記した御朱印が大人気となりました。

白河神社を訪ねる

大きな木に覆われた参道の入り口です。白河神社はこの深い森の中にあります。

入り口には立派な狛犬が置かれています。

白河神社の狛犬

参道に入ると左手に手水舎があります。

白河神社の手水舎

鳥居の手間右手に驚くほど太いツルが絡み合うように伸びています。このツルの樹齢はどのくらいなのでしょうか・・・。

参道はけっこう長い上り階段になっています。参道をよく見ると中央の階段の両脇にも階段が作られているので、神様が歩く中央を通らずに上り下りができるようになっています。

白河神社の参道

しばらく参道を上ると白河神社が見えてきました。

こちらが白河神社の社殿です。

白河神社の社殿

左手より。

白河関跡の森に鎮座する白河神社

神社の周りには古代に作られたとされる防衛施設の土塁が残っています。

城跡によく見られる空堀もありました。これも古代の防衛施設です。

神社の周りには他にもいくつかの史跡があるので歴史ファンも十分に楽しめると思います。

最後に楓子明媚な風景写真を一枚・・・この白河関跡のある地域は本当に静かでいい所です。(^^♪

近所に白河ラーメンの有名店

~ おすすめ情報 ~

白河関跡の目と鼻の先に小さなラーメン店があります。

一見すると田舎の地味な大衆食堂という感じで目立ちませんが、実は、そのラーメン店は白河ラーメンの名店と知られている「手打中華やたべ」というお店で、昼になるとあっという間に満員になってすぐに売り切れ終了になる人気のラーメン店です。

白河ラーメンが好きな人は、ぜひお見逃しなく・・・。

白河関跡近くの白河ラーメンの名店「手打中華やたべ」

まとめ・備考

<交通アクセス>

最も近いICは東北自動車道「白河IC」です。

また、比較的近い鉄道の駅はJR東北線の「豊原」または「白坂」ですが、新白河駅と白河駅から福島交通のバスが出ていますので、そちらの利用をおすすめします。運賃は670円。時刻表は以下をご覧ください。

福島交通 - 白河駅前 > 白河の関 - 発着時刻・運賃

<パンフレット>

白河関跡のPDFパンフレット

<マップ>

白河の関 - Wikipedia

www.city.shirakawa.fukushima.jp

www.minpo.jp

END